ライター:古田 のこ
あなたがタロット占いをする時はどんなことを占いますか?
それはもちろん、あなたが一番気になること占うことでしょう。
「新しい出会いはいつ頃あるかしら?」
「あの人は私のことをどう思っているかしら?」
「ふたりの関係はこの先ど うなるの?」などなど。
お付き合いが長いカップルなら占いに必要な情報を聞くのは簡単ですが、出会って間もないという場合は、なかなかお相手に個人的なことを聞くのも難しいかもしれません。
そんな時はタロットカードがあなたの親友のようにアドバイスをくれます!
近所に占い師はいないし、自分でもカードは持っているが占い方がわからないという人もいるでしょう。
そんなあなたのために、恋愛向けのタロットのスプレッド(展開法)をこっそり教えちゃいます。
ぜひ、興味のありそうなものから試してみてくださいね。
Contents
出会いの時期を知るスプレッド
新しい出会いを探している人に向けた展開法です。
いつ頃出会いのチャンがあるのかを占うのに向いています。
その方法として3つの展開方法をご紹介!
この展開法を活用することで、あなたの直近から数週間、数ヶ月という時期について占うことで、出会いのタイミングをメッセージとして受け取ることができますよ。
それでは、一緒に展開方法を見ていきましょう!
スリーシーズン
特にカードの意味を読まなくていいので、気軽に占うことができる展開法です。
占った時点からスリーシーズン(3つの季節)の間に出会いのチャンスが有るかを見ます。
この展開方法は大アルカナ22枚を使いましょう。
【カードの並べ方】
シャッフルとカットをした後に上の画像を参考にして、下から3枚ずつで3段のカードを展開してください。
【カードの読み方】
まずは「Ⅵ恋人」のカードがどの段にあるかを探します。
上の画像の例では、下から数えて2段目に「Ⅵ恋人」のカードありましたので、占いの結果としては、2シーズン先に出会いがあると予想されます。
例えば、占った季節が春ならば夏に出会いがあるというメッセージになるのです。
並べた3段のどこにもない場合は、占ってから3シーズンよりももっと先になるとされています
なお、「結婚の時期」を占いたいときは、「Ⅵ恋人」の代わりに「Ⅴ法王」を探しましょう。
また、この展開法はカードの意味を解釈しないので、正位置と逆位置は気になさらなくて大丈夫ですのでご安心ください。
5カード・スプレッド
「あまり長い間は待っていられないわ」というあなたには、直近から5週間の出会いのチャンスを占ってみませんか?
ここでは、明るい暗示のカードが5枚のカードのどこにあるかで、5週間のいつ頃に出会いのタイミングがあるのかを見つけてください。
この展開法も大アルカナ22枚を使用していきます。
【カードの並べ方】
上の画像を見てカードを並べる順番や場所を参考にしてください。
シャッフルとカットをした後、上から7枚目を①、次の3枚目を②、次の3枚目を③というのを⑤まで繰り返します。
【カードの読み方】
左から、占ってからの1週間、次の2週目、3週目、4週目、5週目としてカードからのメッセージを読んでいきます。
5枚のカードの中に「いい暗示のカード」が出ていれば、その週が恋愛面でよいことが起こりそうですから、出会いのチャンスありというメッセージとして考えてよいでしょう。
逆に、よくない暗示のカードが出ているときは、要注意の警告として気を引き締めて出会いのチャンスは次までのお楽しみとして下さい。
12か月占い
「急いで新しい恋を見つけたい訳ではないけど、できれば1年以内に出会いがないかしら?」 と思っているあなたには、占った時点から向こう12ヶ月間の運勢を占える展開法を活用ください。
ここでは、12枚のカードで直近から12ヶ月間のどこに出会いのチャンスがメッセージとして表れるのかを探ります。
この展開法も大アルカナ22枚で占うことが可能ですよ。
【カードの並べ方】
上の画像が12か月占いの並べ方の参考例です。
シャッフルとカットをした後、上から7枚目を①へ、続けて数字の順番通りに②~⑫を並べて行きます。
【カードの読み方】
並べたカードの①は直近から1か月以内、②は2か月以内、③は3か月以内という風に12か月間のいつ頃にラッ キーなカードが出ているかを探します。
ラッキーなカードが出ていれば、その月がラッキーチャンス到来で出会いがあるというメッセージだと判断しましょう。
逆にアンラッキーなカードが出ているときは、警告のメッセージとしてトラブルに要注意と教えてくれている可能性が高いと判断してくださいね。
相手の気持ちを知るスプレッド
「好きになった人から私はどう思われているのかしら」というのは、恋をした人の永遠のテーマですね。
好きな人にどう思われているのかを知りたくて仕方がないあなたには、相手の気持ちがわかる展開法を2つご紹介します。
この2つの展開法からは、好きな人の本当の気持ちやふたりの相性がカードのメッセージから見えてくるでしょう。
ただし、この展開法でわかることは、あくまであなたの心の中にいるあなたの好きな人のイメージなのです。
本当の気持ちはご本人に聞くのが一番ですが、それができない人はこれからご紹介する展開法で占ってみてください!
深層心理を知るスプレッド
この展開法では、占いたい人の深層心理を知ることができますので、あなたの好きな人がどんなことを考えているのか、あなたのことをどんな風に見ているのかを知りたい人に最適です。
表面上はにこにこしているあの人の、本音の部分ではどう考えているのかさえわかっちゃいます!
「彼は私のことどう思っているのか、わからないわ!」と思ったときこそ、この展開法でカードに聞いてみて下さいね。
それでは、さっそく一緒に見てみましょう。
この展開法はタロット占いに慣れないうちは大アルカナ22枚だけで、慣れてきたら78枚で占ってみましょう。
【カードの並べ方】
上の画像がこの展開法で並べた状態で、カードの場所や順番の参考にして下さい。
シャッフルとカットをしたら、上から7枚目を①へ、続いて数字の通りに②と③を並べます。
【カードの読み方】
カード①は「顕在意識」です。その人が自覚していることや表面的な気持ちがわかるでしょう。
カード②は「中間意識」です。①に対する本音や「なぜ、そう思うのか?」という理由がわかります。
カード③は「潜在意識」になります。その人の自覚していない感情や顕在意識との違和感が出ることも…。
この展開法ではカードが正位置で出ていればその人はあなたに対して素直に見ているというメッセージになります。
また、逆位置に出ている場所は、相手があなたに対して違和感を覚えている可能性があると考えられるのです。
ラブクロス・スプレッド
恋愛関係に限らず、特定の人間関係を占うのに適した展開法です。
また、ふたりの相性を見ることも出来ます。
「好きな人と何か問題が起こったとき、どうすればいい感じに戻れるだろうか?」
「まだ片想いなんだけど、あの人とうまくいくにはどうすればいいかしら。」
なんて考えているあなたには、この展開法でうまくいく方法を見つけてみませんか?
この展開法は、大アルカナ22枚の中から5枚のカードで簡単に相性を占えますよ。
【カードの並べ方】
上の画像はラブクロス・スプレッドを展開した状態ですので、これを参考に数字の順番通りに並べて下さい。
シャッフルとカットをした後、上から7枚目を①、続いて②、次の上から7枚目を③、続いて④、次の上から6枚目を⑤に置きます。
【カードの読み方】
カード①は「あなたの気持ち」で、あなたが相手をどう見ているかが確認できます。
カード②は「相手の気持ち」で、相手がどう思っているか、あなたのことをどう見ているかを示しているのです。
カード③は「ふたりの現在の状況」で、ふたりの間でどんな問題が起こっているのかが表れます。
カード④は「アドバイスカード」で、ふたりの関係性をよくするためにはどうすればいいかのアドバイスです。暗い暗示のカードが出たら、障害や困難を克服できるように考えましょう。
カード⑤は①~④を踏まえての「最終結果」、当面の着地点として読み取ってくださいね。
恋の行方を知るスプレッド
「私の恋、これからどうなって行くのだろう?」
お付き合いしている人はもちろん、片思いの人も自分の恋の行方がどうなるのかって、やっぱりとても気になりますよね?
「この人、私のことをなんだと思っているんだろう?結婚する気はあるのかしら?」と頭を抱えてしまう人も少なくないですよね。
そんなあなたのために、ふたりの恋の行方がどうなるのかを占うのによい展開法を4つご紹介します。
「そんなにたくさんあったら、どれで占えばいいのかわからない!」という人もいるかもしれませんがまずは、興味のあったものやあなたの好みに合いそうなものから、どんどん占ってみてください。
それでは、さっそく一緒に見て行きましょう。
スリーカード・スプレッド
まずは3枚のカードから、大まかな恋の行方を見て行きましょう。
この展開法は両想いでも片思いでも、どちらも直近から3ヶ月の恋愛運を占うことができます。
ふたりの間にうまくいっていない問題があるなら、その解決法を見つけるのにも使えそうです。
この展開法は大アルカナ22枚を使って占いましょう。
【カードの並べ方】
上の画像がスリーカード・スプレッドを展開した状態ですので参考にしていただきシャッフルとカットの後、数字の順番通りに並べてください。
まずは、上から7枚目を①、次の7枚目を②、次の7枚目を③、残った1枚は④へ並べます。
【カードの読み方】
カード①は「最初の1か月目」または「問題の原因になったこと」を表します。
カード②は「2ヶ月目」または「現在の状況」として読みましょう。
カード③は「3ヶ月目」または①②を踏まえた「最終予想や無意識に引き寄せる着地点」としてのメッセージです。
カード④は「アドバイスカード」として対応策を考えて読みます。
ホースシュー・スプレッド
ホースシューとは馬のひづめのことで、ヨーロッパでは「幸運を運び込む」ことで知られています。
その馬のひづめの形をモデルにしたのがこの展開法です。
ふたりの間に問題が起きていて、時系列を踏まえながら深く掘り下げて解決方法を見つけたい! というあなたに適した展開法となります。
この展開法は慣れないうちは大アルカナ22枚だけで、慣れたら78枚で占ってみるといいでしょう。
【カードの並べ方】
上の画像がホースシュー・スプレッドを展開した状態ですので参考にして並べてみましょう。
シャッフルとカットをした後、上から7枚目を①に置き、続けて数字の順番通りに②~⑦に置いていきます。 馬蹄の形を表すように、全体的に”Uの字”になるように並べましょう。
【カードの読み方】
カード①は「過去の状況」を表し、少し前のふたりの状況や問題の原因が出ます。
カード②は「現在の状況」で、今のふたりの関係性や問題が今どうなっているのかを見ます。
カード③は「近い未来」で、無意識に引き寄せてしまうちょっと先のこと(1~3か月ほど)です。
カード④は「対応策」で、ふたりの関係が今より良くなるためのアドバイスとしてのメッセージ。
カード⑤は「周囲の状況」として相手の気持ちを表すのですが、隠れている問題点が表れることもあります。
カード⑥は「妨害や障害」で、ふたりの間にある困難や障害としての警告のメッセージです。
カード⑦は「最終結果」として①~⑥までを踏まえての最終的な予想や当面の着地点として読み取っていきましょう。
ヘキサグラム・スプレッド
六芒星をかたどった、古くから伝わる有名な展開法のひとつです。
はっきりとした答えが欲しい時に使用されるのですが、ここでは恋愛向けに少しアレンジをしました。
お互いの気持ちを相対的に見て行きながらふたりの恋の行方を探っていきましょう。
この展開法も慣れないうちは大アルカナ22枚だけを使用して、慣れてきたら78枚フルセットに挑戦してみて下さい。
【カードの並べ方】
上の画像がヘキサグラム・スプレッドを展開した状態ですのでカードを置く場所や順番の参考にして下さい。
シャッフルとカットをした後、数字の順番通りに上から7枚目を①、続けて②、③へ置きます。 次の上から7枚目を④、続けて⑤~⑦の順に置いて行きましょう。
【カードの読み方】
カード①は「過去」ふたりの少し前の状況や問題の原因が表れます。
カード②は通常は現状を表しますが、ここでは「あなたの相手への少し先の気持ち」として見て下さい。
カード③は通常は未来を表しますが、ここでは「相手のあなたへ少し先に変化する気持ち」になります。
カード④は「対応策」障害を克服するためのメッセージとしてのアドバイスです。
カード⑤は「相手のあなたへの気持ち」今の時点で彼があなたをどう見ているかが表れます。
カード⑥は「あなたの相手への気持ち」あなた自身の現状や相手に対してどう思っているのかが出ます。
カード⑦は「最終結果」ふたりの最終的な着地点として、あなたが無意識に引き寄せる未来のメッセージなのです。
ラバーズブリッジ・スプレッド
「恋人たちの橋」と名前が付いたこの展開法は、ふたりの恋の行方を占うのにふさわしいです。
この展開法はお互いの気持ち流れを見ながら問題の行方も分かりますし、ふたりの縁の強さも占うことができます。
ですから、漠然と二人のこれからを占うことも出来ますし、ふたりの相性もわかりやすいです。
カードの枚数がやや多いのですが、慣れてくると便利な展開法なので、ぜひ覚えて下さいね。
この展開法は大アルカナ22枚で占って行きましょう。
【カードの並べ方】
上の画像はラバーズブリッジ・スプレッドを展開した状態ですのでカードを置く場所や順番の参考にして下さいね。
シャッフルとカットをした後、数字の通りに上から6枚目を①に置き、続いて②と③を置きましょう。次の上から6枚目を④に置き、続いて⑤と⑥を置きます。 ⑦は②に重ねるように置き、⑧は③に、⑨は⑤に、⑩は⑥に同じように重ねて下さい。
⑪は①と④の間に置き、続けて⑫は⑪の隣に横向きで置きましょう。
【カードの読み方】
カード①は「相手のあなたへの気持ち」や「現在の状況」を表すカードです。
カード②は「⑦の要因や背景」になるので2枚を併せて読みます。
カード③は「⑧の要因や背景」にあたるので、ここも併せて読むのは上記と一緒です。
カード④は「あなたの相手への気持ち」や「どう見ているか」を読み取ります。
カード⑤は「⑨の要因や背景」ですから⑨と一緒に読みましょう。
カード⑥は「⑩の要因や背景」にあたりますので、⑩と併せて判断します。
カード⑦は「相手があなたに対して過去にどう思っていたか」を②と併せてイメージを膨らませて下さい。
カード⑧は「相手があなたとこれからにどうなりたいか」を③と併せてイメージしてみましょう。
カード⑨は「あなたが相手に対して過去にどう思っていたか」を⑤と併せて思い出してみて。
カード⑩は「あなたが相手と未来にどうなりたいか」と思っているかを⑥と併せて想像してみましょう。
カード⑪は「ふたりをつなぐ架け橋」ふたりのご縁の強さや絆の深さがここに出ます。
カード⑫は「アドバイスカード」障害や問題に対する対応策です。良い意味ならアドバイスになり、逆に悪い意味のカードなら障害や困難があると判断します。なお、横向きのカードなので正位置の意味だけでOKです。
例えば、カード⑪「ふたりをつなぐ架け橋」のカードが、「Ⅷ力」や「Ⅶ戦車」などのパワフルなカードが出れば、ふたりのきずなはとても強いと解釈できるでしょう。
逆に「ⅩⅤ悪魔」や「ⅩⅥ塔」などのカードが出たときは、縁の強さはありますが、どちらかといえば腐れ縁になりやすかったり、火遊び的なひとめぼれしやすかったりすると判断します。
この展開法はカード①、④、⑪、⑫が重要なカギになってきます。
たとえ未来の暗示があまり良いものでなかったとしても、カード⑪や⑫でふたりの基本的な縁と対応策を考えて読み取っていきましょう。
三角関係の行方を知るスプレッド
せっかく素敵な人に出会ったのに、必ずしもラブラブで幸せになれるとは限らないのが恋愛の難しいところ。
例えば、好きになった人にはすでにあなた以外の本命の相手がいることもあるでしょう。
逆にあなたの恋人を奪おうとするライバルが出現する場合もありますね。
だからと言って、あなたも自分の恋をあきらめたくはないですよね?
「でも、どうやったらライバルに勝つことができるの?」と悩む人も少なくないでしょう。
そんなあなたには、三角関係を占うのにちょうどいい展開法が2つあります!
これからご紹介する展開法で、好きな人を取り戻しライバルに打ち勝つ計画を練ってくださいね。
パートナー・スプレッド
この展開法は、あなたとライバルの感情や価値観を相対的に見ることができます。
恋人があなたの味方になってくれるかどうかも気になるところですよね。
それもちゃんとカードが教えてくれます。
あなたとライバルのことを相対的に見て、カードからの情報をうまく使って3人の関係性を有利に導いてみてはいかがでしょう?
この展開法は、タロット占いに慣れないうちは大アルカナ22枚だけで占って、慣れてきたら78枚を使って占ってみましょう。
【カードの並べ方】
パートナー・スプレッドを展開したのが上の画像ですので、カードを並べる場所や順番の参考にしてください。
まずは、シャッフルとカットをした後に、上から7枚目を①に置き、続いて数字の順番通りにカードを置いていきます。
【カードの読み方】
カード①は「恋人があなたのことをどんな風に見ているか」がわかるカードです。
カード②は「あなたがライバルをどう見ているか」を表しています。
カード③は「あなたの本音としてライバルに対してどう思っているのか」がわかるカードです。
カード④は「あなたから見て、ライバルの何を嫌っているのか」を探ります。
カード⑤はここで「ライバルがあなたをどう見ているか」がわかるでしょう。
カード⑥では「ライバルがあなたに対して何を感じ、何を考えているのか」を予想します。
カード⑦は「3人の現在の関係性」を表すものですが、「あなたが無意識に引き寄せる未来」とも考えられるでしょう。
あなたとライバルの気持ちや価値観を相対的に見て、これから先どうするのかを考えるのに役立ててください。
落雷占い
この展開法では、三角関係が突然に暴露されたショッキングな状況から、3人のこれからがどうなって行くのかを占っていきます。
なお、タロットカードでは多くの場合、「ⅩⅥ塔」の絵柄には稲妻が高い塔を破壊する様子が描かれていますが、雷が落ちる様子を取り入れた落雷占いの展開法では3人の関係性がどうなるのかを見ていきましょう。
この展開法では大アルカナ22枚を使用して占ってください。
【カードの並べ方】
上の画像は落雷占いで展開した状態ですのでカードを並べる場所や順番を参考にしてください。
シャッフルとカットをした後は、上から1枚目を①へ、次からは数字の通りに並べてみましょう。
【カードの読み方】
カード①②③は「あなたの未来」恋人とこれからどうしたいかを判断します。
カード④⑤⑥は「相手の未来」恋人があなたやライバルとどうなりたいかを予想してみましょう。
カード⑦⑧⑨は「ライバルの未来」ライバルが恋人とどうなりたいかを想像してみて。
カード⑩⑪は「3人の関係性に対して突然起こる出来事」を暗示します。例えば突然の人事異動があったり、周囲に関係性が知られて窮地に落ちたり…など。
この展開法は展開されたカードのどこに「ⅩⅥ塔」が出ているかによって、何を重要視するかが見えてきます。
① ~⑨までに「ⅩⅥ塔」のカードが出たら、その部分が一番問題をはらんでいるとして特に注意して判断しましょう。 なお、ここでの「未来」は1~3か月ほど先のことと解釈してください。
タロットカード78枚で占う本格的なスプレッド
タロット占いは、大アルカナ22枚だけでも十分に占うことができる占いです。
しかし、慣れてくると展開された結果がぼやけてしまったり、何か物足りなさを感じたりすることも出てきます。
そこで、より具体的なことを表す小アルカナ56枚を追加して78枚セットで占ってみましょう。
そうすることでより詳しく恋愛に関する問題が見えてきたり、解決の糸口が見つかるのが早くなったりします。
大アルカナだけの占いに飽きてしまったあなたも、ぜひ78枚で本格的に恋愛の問題を占ってみませんか?
では早速、その展開法4つをご紹介していきます。
ナインカード・スプレッド
9枚のカードで相手の深層心理を探ります。
前述した「2−1深層心理を知るためのスプレッド」よりもカードの数が多い分だけ、より詳しく相手の気持ちがわかりますので、78枚フルセットを使用していきます。
【カードの並べ方】
上の画像はナインカード・スプレッドを展開した状態ですので、カードを並べる場所や順番を参考にしてください。
シャッフルとカットをした後、上から7枚目を①、続けて②、③と置きます。そして、次の上から7枚目を④、続けて⑤、 ⑥を置き、さらに次の上から7枚目を⑦、続けて⑧、⑨へ置きます。
【カードの読み方】
基本的にカードの読み方は自由とする解説が多いようですが、 カード①②③を「顕在意識」、カード④⑤⑥を「中間意識」、カード⑦⑧⑨を「潜在意識」として判断します。
次にカード①④⑦を「過去や問題の原因」、カード②⑤⑧を「現状」、カード③⑥⑨を「これから引き寄せやすい未来」として組み合わせて判断することも出来ます。
なお、ここでの「未来」とは1~3か月ほどの期間と考えてください。
人間の樹
樹木の形を人間に例えて、相手の本質的な性質や価値観などを占います。
親しくなった相手なら細かい話もできるかもしれませんが、出会って日の浅い相手では誕生日さえ聞くのも難しいでしょう。
そんな時はこの人間の樹の展開法で相手のことを知ることができます。
また、相手が何を考えているのか、分からなくなった時にも有効な展開法です。
78枚フルセットを使用します。
【カードの並べ方】
人間の樹を展開したのが上の画像ですので、カードを置く場所や順番の参考にしてください。
シャッフルとカットをした後、上から7枚目を①へ、続いて②~⑧まで数字の順番通りに置いて行きます。
【カードの読み方】
カード①は「根本的な気質」を表します。占いたい人の本質的な面や現在の状況としてみます。
カード②は「性に対する態度」セックスを含めたその人の恋愛観をここで見ましょう。
カード③は「物質に対する態度」その人の金運を含めた物質面の運勢です。
カード④は「女性に対する態度」女性に対してどのように考え、行動するかが出ます。
カード⑤は「男性に対する態度」④の男性バージョン。
カード⑥は「私的生活に対する態度」プライベートな面でのその人の状況がわかります。
カード⑦は「公的生活に対する態度」オフィシャルな場面や仕事でのその人がわかるでしょう。
カード⑧は「あなたに対する態度」相手があなたに対してどう思っているかを暗示します。
なお、あなた自身を占う場合はセルフイメージとしての暗示が出るので参考にして下さい。
ジプシー13占い
13人のジプシーが魔女の集まりで会議をしている様子をかたどっている展開法です。
あなたの恋愛面の悩みを魔女になり替わって、タロットカードが問題の本質を深く掘り下げて占います。
本来は大アルカナ22枚で占う展開法ですが、78枚で占ってみるのも面白いものです。
フルセットで占うことで、より詳しく問題点や解決の糸口を浮き彫りにしてくれます。
ぜひ、78枚フルセットで挑戦してみて下さいね。
【カードの並べ方】
ジプシー13占いで展開した状態が上の画像ですので、カードを置く場所や並べる順番の参考にしてください。
シャッフルとカットをした後、上から7枚目を①へ、続けて②~⑬を番号通りに置きます。
なお、⑨~⑫は斜めに並べますが、⑨⑩は右上が天、⑪⑫は左上が天となりますので、正位置と逆位置の判断をする時には気をつけてください。
【カードの読み方】
カード①は「現状」今のあなたの状態を表します。
カード②は「相手の現状」相手やあなた以外の周囲の人の現状です。
カード③は「本音」あなたの隠れている本音を探り出します。
カード④は「近い未来(1~3か月ほど)」近いうちに起こりそうなことを予想してみましょう。
カード⑤は「目標」あなたの希望やこれから行動しようとしていることになります。
カード⑥は「周囲の変化」相手やあなた以外の周囲の人たちの変化する状況です。
カード⑦は「幸運が期待できるか」占っていることについて、あなたに幸運をもたらすものがあるかを判断して。
カード⑧は「不幸なこと」占っていることについて不運なことがあるかを考えるところ。
カード⑨は「相手や周囲の本音や反応」あなたに対する相手の本音や正直な反応が表れます。
カード⑩は「遠い未来(3~6か月ほど)」④よりももっと先に引き寄せてしまいそうなこと。
カード⑪は「転機」突然の出来事や予想しなかった状況に変化することをカードが告げてくれます。
カード⑫は「あなたの変化」これから先のあなたの行動指針として検討してみましょう。
カード⑬は「最終結果」①~⑫を踏まえての最終的な着地点として目指す目標とします。
ラバーズブリッジ三角関係向け
最後にご紹介するのは、前述した「3-4ラバーズブリッジ・スプレッド」を三角関係にアレンジした展開法です。
4三角関係の行方を知るスプレッドのところでご紹介した三角関係向けの展開法では、間に挟まれた恋人の思惑がわかりにくいというご意見をいただいたことがあります。
そこで、三角関係の3人の思惑がわかって、それぞれのカップルの恋の行方も予想できちゃうこの展開法が誕生したわけです。
19枚もカードを並べるので、大きなテーブルを用意するか、小さなカードで占う必要があるかもしれませんね。
慣れないうちは少し難しく見えるかもしれませんが、ラバーズブリッジ・スプレッドで読み方が慣れていればスム ーズに判断できるようになるでしょう。
この展開法は、頑張って78枚フルセットで占ってみて下さい。
【カードの並べ方】
ラバーズブリッジ三角関係向けを展開したのが上の画像となりますのでカードを置く場所や並べる順番の参考にしてくださいね。
カードをシャッフルする前に、どの列に誰を当てはめるかを決めておきます。
それからシャッフルとカットをして、上から7枚目を①へ、続けて②、③を置きます。
次も同じように、次の上から7枚目を④へ、続けて⑤、⑥へ。
さらに続けて次の上から7枚目を⑦へ、続けて⑧、⑨に。続けて⑩は②に重なるように置き、⑪は③に、⑫は⑤に、⑬は⑥に、⑭は⑧に、⑮は⑨に同様にして置きましょう。
続けて⑯は①と④の間に置いて、⑰は横向きで⑯の隣に置きます。
同様に⑱は④と⑦の間、⑲は横向きで⑱の隣です。
【カードの読み方】
例として、一番上を「ライバル」、中段を「あなたの恋人や好きな人」、一番下を「あなた」と当てはめたとします。
カード①は「ライバルの現在の状況や恋人をどう見ているか」です。
カード②は「⑩の背景にある要因」なので、2枚合わせて判断しましょう。
カード③は「⑪の背景にある要因」です。上記と同様に2枚合わせて判断して。
カード④は「恋人の現在の状況」を暗示します。
カード⑤は「⑫の背景にある要因」ですから、2枚合わせた判断で。
カード⑥は「⑬の背景にある要因」ですから、2枚合わせた判断で。
カード⑦は「あなたの現状」や「恋人をどう見ているか」が暗示されます。
カード⑧は「⑭の背景にある要因」です。⑧と⑭を併せて判断しましょう。
カード⑨は「⑮の背景にある要因」上記同様に⑨と⑮を併せて読みます。
カード⑩は「ライバルが過去に恋人に対して思っていた事」の暗示です。
カード⑪は「ライバルが恋人とこれからどうなりたいかの予想」が出ます。
カード⑫は「相手とふたりに出会う前」彼の少し前の状況
カード⑬は「彼自身がこれからどうなりたいのか」という希望が出ます。
カード⑭は「あなたが過去に恋人に対して思っていたこと」の暗示。
カード⑮は「あなたが恋人とこれからどうなりたいかの希望」と見ましょう。
カード⑯は「ライバルと恋人の架け橋」このふたりの縁の強さや絆の深さとして見ます。
カード⑰は「ライバルと恋人の対応策」ふたりに障害や困難があるかの判断です。なお、横向きのカードなので、左側を天とします。正位置、逆位置を見るときは注意してください。
カード⑱は「あなたと恋人の架け橋です」⑯と同様に縁の深さや絆の強さを判断します。
カード⑲は「あなたと恋人の対応策」ふたりの障害や対応策を表します。なお、横向きのカードなので、正位置・逆位置の判断は ⑰と同じです。
おわりに
いつの時代も、いくつになっても、恋愛に関する問題はとても気になるものですね。
そんな時は、つい占いに頼りたくなるものです。
しかし、四柱推命や星占いなどはお相手の生年月日などの個人情報が必要になってきます。
個人情報の安全性が危惧されている時代に、なかなか、そういった大事な情報は安易に聞くことができない時代とも言えるでしょう。
タロット占いはそういった情報は必要ありません。
カードをテーブルに広げれば、いつでも気になるお相手のことや二人のこれからを占うことができます。
今回は簡単なものから少し本格的なものまで、15の展開法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
沢山の展開法があって、どれを使えばいいのか迷ってしまうという人もいるでしょうか。
けれど、タロット占いは絶対的な正解というものではありませんが、状況に適した答えを潜在意識から引き出しメッセージとして伝えてくれるのです。
今回は質問の目安として「こんな問題にはこのスプレッドがいいよ」というようなアナウンスはしていますが、あなたが興味を持ったもの、占いやすそうだなと思ったものから、どんどん使ってみてください。
お気に入りの展開法を使いこなせるようになる頃には、恋の悩みの解決方法もすぐに見つかるようになるでしょう。
まとめ
新し出会いがいつ頃あるのかを占う3つの展開法。
カードの意味を解釈せずに、直近から3季節のいつ頃に出会いのチャンスが有るか。
5枚のカードで、直近から5週間のいつにチャンスが巡ってくるかを占う。
12ヶ月を月単位で見て、どの月にチャンスが有るのかをみることができる。
好きな人にどう思われているかを占ったり、相性を占ったりする展開法が2つ。
気になる人の深層心理やあなたへの本音を3枚のカードで探る。
恋愛を含めて特定の人間関係を占いながら、相性も併せてみる。
あなたと好きな人の今後を占うのに適している4つの展開法。
シンプルに3枚のカードで直近から 3 ヶ月間の二人の恋の行方を見たり、問題の解決を見つけたりする。
幸運の象徴から生まれた展開法で、時系列を追いながら二人の問題を解決に導く。
古くから有名な展開法を恋愛用にアレンジ。はっきりした答えを求めるときに。
お互いの気持ちの流れを読みながら、ふたりの今後や縁や絆の深さを判断する。
あなた以外の本命がいる相手を好きになったなどの、三角関係の恋の行方を知るための 2 つの展開法。
三角関係において、あなたとライバルの気持ちや価値観を相対的に判断する。
三角関係にある3人の未来のどこに重要な問題が潜んでいるかを見つける。
78枚フルセットを使い、少しだけ本格的に占う 3 つの展開法。
「深層心理を知るためのスプレッド」よりも詳細に気になる人の深層心理に迫る。
人間の姿を樹木に例えたデザインで、気になるあの人の本質を探って行く。
13人の魔女(ジプシー)に変わってタロットカードがふたりの問題を深く掘り下げて解決を導き出す。
3-4 の「ラバーズブリッジ」を三角関係向けにアレンジして、より高度に3人の縁や絆を予想する。
タロット占いには、星占いや四柱推命に必要な生年月日などの情報は必要ありません。
カードさえあればどこでも占うことができますよ。
また、タロット占いは絶対的な正解というものではありませんが、状況に適した答えを潜在意識から引き出しメッセージとして伝えてくれるのです。
お気に入りの展開法を使いこなせるようになるころには、恋の悩みの解決方法もすぐに見つかるようになるでしょう。